京都観光 おすすめ 寺院 真言宗 右京区・西京区

2019.08.24 (土)

京都観光におすすめの寺院 真言宗②

●祇王寺 (右京区嵯峨鳥居本小坂町)本尊=大日如来 真言宗大覚寺派 法然の弟子念仏仏良鎮が創建。平清盛の寵愛を失った白拍子の祇王が母刀自と妹祇女とともに剃髪しこの地に隠棲したことにちなみます。苔が見事です。

●高山寺 (右京区梅ケ畑栂尾町)本尊=釈迦如来 山号=栂尾山 世界遺産 774年光仁天皇の勅願により創建。 1206年明恵を開山として華厳宗の根本道場となりました。1634年仁和寺の御堂を移して金堂を再建。石水園は明恵の庵室に由来しますが、もとは東経堂で春日・住吉の両神を合祀しています。「鳥獣人物戯画」を筆頭に「明恵上人樹上座禅図」「華厳宗祖師絵伝」「仏眼仏母図」など多数の絵画が所蔵されています。

●広隆寺 (右京区太秦蜂岡町)本尊=聖徳太子 山号=蜂岡山 聖徳太子建立七大寺のひとつです。603年秦河勝が聖徳太子から仏像を賜り本尊として建立しました。836年中興の祖とされる道昌が再興。境内にある桂宮院本堂は1251年以前の建築です。講堂は赤堂と呼ばれています。日本の国宝第一号に指定された「弥勒菩薩半迦思惟像」が有名です。「泣き弥勒」の名で親しまれている菩薩像は国宝です。定朝の弟子長勢作十二神将像や不空羂索観音立像や千手観音立像も有名です。

●西明寺(右京区梅ケ畑槇尾町)本尊=釈迦如来 山号=槇尾山 824年智泉が神護寺の別院として創建。戦火の影響で神護寺と合併されるも再興。堂舎は桂昌院の寄進によるものです。

●神護寺 (右京区梅ケ畑高雄町)本尊=薬師如来 山号=高雄山 和気清麻呂が建立した神願寺を高雄山に移したことを起源とします。802年に最澄が法華会を行い、809年に空海が入寺。空海没後弟子の真済が宝塔を建て五大虚空蔵菩薩坐像五体を安置しました。一時期荒廃したものの、中興の祖文覚が後白河法皇に「文閣四十五か条起請文」を上程しました。その後上覚、明恵らが入寺し再興しました。寺宝の「伝源頼朝像」「伝平重盛像」「伝藤原光能像」は我が国の肖像画史上の傑作とされています。大和絵の優品である「山水屛風」や現存最古の両界曼荼羅図である「高雄曼荼羅」や「分覚上人像」等多数の国宝や重要文化財を所蔵しています。空海筆「灌頂暦名」は空海が金剛界・胎蔵界灌頂を最澄や弟子たちに伝授した時に灌頂を受けた者の名簿です。

●大覚寺 (右京区嵯峨大沢町)本尊=五大明王 山号=嵯峨山 876年淳和天皇の皇后正子内親王が父嵯峨天皇の離宮である嵯峨院を寺に改めたことに起源を持ちます。開山を恒寂法親皇(淳和天皇の皇子)としました。真言宗大覚寺箱派の総本山です。1268年後嵯峨上皇・亀山上皇・後宇多法皇が入寺し大覚寺統(南朝)を形成し持明院統(北朝)と皇統の勢力を争いました。1392年南北朝合一となりました。客殿は桃山時代の建築で、嵯峨蒔絵や「野兎図」(渡邊始興作)が有名です。宸殿は東福院和子の女御御殿で、「抗白梅図」「牡丹図」(狩野山楽作)や「五大明王像」(朝円作)が有名です。大沢池は嵯峨院庭園の遺構です。庭湖石は巨勢金岡が立てたと伝えられ中国の洞庭湖を模したものとされています。小倉百人一首で有名な名古曾滝(なこそのたき)は国の名勝に指定されています。 華道の嵯峨御流の総司所としても有名です。

●仁和寺 (右京区御室大内)本尊=阿弥陀三尊 山号=大内山 世界遺産 真言宗御室派の総本山 888年に宇多天皇が父光孝天皇の遺志を継ぎ創建。宇多上皇は東寺の益信を戒師として出家し御室を建てました。代々の法親王が門跡となって諸宗の本山を統括する最高位につきました。覚行は白河天皇の皇子で最初の法親王とされています。東密の事相である広沢流の正系として興隆しました。金堂(紫宸殿)と御影堂(清涼殿)は内裏の遺構が移築されたものです。五重塔や仁王門も有名です。遼東亭・飛濤亭は有名な茶室です。空海が唐から請来した「三十帖冊子」を納めた宝相華迦陵頻伽蒔絵測冊子箱は、如意宝珠を納める宝相華蒔絵宝珠箱とともに蒔絵の典型的様式を示すものとして知られています。遅咲きで有名な御室桜は国の名勝に指定されています。

●法輪寺(西京区嵐山虚空蔵山町)本尊=虚空蔵菩薩 山号=智福山 713年元明天皇の勅願により行基が開創。829年道昌が求聞持法を修め虚空蔵菩薩を感得して安置。十三参りで有名。電電宮も有名です。

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