インバウンド 体験 温泉(温泉の効用で気持ちも高揚)
インバウンド 体験 温泉 効用
インバウンド観光客の間で温泉がひそかなブームになっているそうです。一昔前までは、他人に裸を見られるのは嫌だとか、人が入った浴槽に入るのは不衛生だとか否定的な意見も多かったのですが今では隔世の感がします。温泉の効用であるリラックス効果等の療養効果が一般的に知られる様になったことが大きいのではないかと思います。私自身も自宅近くの温泉施設によく行きますし、海外駐在時の日本への一時帰国の時の一番の楽しみはお風呂に肩からゆっくりと湯舟につかることでした。
京都大学の調査で、スノーモンキーとしてインバウンド観光客に人気の高い長野県の地獄谷野猿公苑のニホンザルが温泉でストレス解消をはかっていることが発表されました。このことは世界的に有名な科学雑誌「ナショナルジオグラフィック」にも掲載されました。このことがインバウンド観光客の温泉ブームのきっかけになったのかもしれません。ニホンザルが温泉ブームに一役買っているということは大変興味深いことです。

インバウンド 体験 温泉 歴史
塩分を求める草食動物が塩分を含む温泉に集まる様になり、その動物を狩るために人間も温泉に集まる様になって人の営みが生まれ、日本の温泉文化が育まれていったという説もあるそうです。地獄谷野猿公苑のニホンザルを見ていると、まさにひとと動物が共存しているということを実感できます。私の大好きな京都嵐山の岩田山でのひととニホンザルの共存にも相通じるものがあるのではないでしょうか。
日本列島自体に火山が多く、温泉にまつわる神話や伝説はいにしえよりたくさん存在します。日本書紀をはじめとする文献にも残っています。神事や天皇の行幸に利用されたとして、別府&玉造&有馬&道後&白浜温泉等は昔から有名です。温泉は神聖な場所として庶民の出入りが禁止されていましたが、鎌倉時代以降僧侶によって一般化され、武田信玄らの戦国武将は温泉の効用に注目し戦士の疲れをいやすために温泉を活用しました。江戸時代になると一般庶民にも開放される様になり農閑期に湯治客が訪れる様になり発展してゆきました。お風呂(bath)の起源はシーザーが戦士の疲れをいやすために作った温泉施設にあるというヨーロッパのことと関連ずけながら歴史的な背景をインバウンド観光客に説明するのもよいのではないでしょうか?

私の温泉にまつわる思い出というと、子供の頃に親に連れていってもらった家族旅行の思い出や友達との旅行や職場での旅行や私の家族との旅行等楽しい思い出でいっぱいです。インバウンド観光客の方にも日本の温泉を楽しんでほしいと思います。
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