京都観光 おすすめ 寺院 その他の宗派 東山区・右京区・西京区・京都市外

2019.09.15 (日)

京都観光におすすめの寺院 その他の宗派 東山区・右京区・西京区・京都市外

●清水寺 (東山区清水一丁目)本尊=十一面千手観音 北法相宗の大本山 山号=音羽山 世界遺産 780年に鹿狩りに来た坂上田村麻呂が修行中の僧延鎮に殺生を戒められ、夫人とともに千手観音を造り、お堂を建てたのが始まりとされています。810年に嵯峨天皇から宸筆を賜って鎮護国家の道場となり「清水寺」を世号としました。かつては法相宗として南都の興福寺に属していたので、延暦寺との抗争のたびに焼失を繰り返していました。「清水の舞台」として有名な本堂の舞台は檜板張りで、柱は欅で高さ13メートルあります。秘仏の本尊十一面千手観音立像は「清水型観音」とよばれ、左右の腕を頂上に高く上げて化仏を載く独特の姿をしています。奥の院・三面千手観音坐像・仁王門・西門・三重塔・鐘楼・経堂・開山堂・轟門・朝倉堂・釈迦堂・阿弥陀堂・子安堂(いずれも重要文化財)などみどころが満載です。

●成就院 清水寺の子院 1469年創建 1639年東福門院和子の寄進により再興。洛中雪月花三名園のひとつ「月の庭」が有名です。

●長楽寺 (東山区円山町)本尊=准邸観音 山号=黄台山 時宗の寺院「平家物語」ゆかりの寺で、建礼門院が出家したところとして有名です。805年に最澄(伝教大師)が天台宗延暦寺別院として創建したと言われています。1385年に国阿が時宗に改宗しました。明治時代には伏見城の遺構と伝えられる北区西賀茂の正伝寺の法堂を本堂として移建し、時宗総本山格の七条道場金光寺を合併しました。一遍以下の時宗祖師像七体(重要文化財)は金光寺伝来の像です。東山の傾斜地沿いに境内の高低差を利用して造られた庭園相阿弥作と言われていて見事です。境内の東に墓地があって京都を愛した儒学者頼山陽の墓があります。

●法金剛院 (右京区花園扇野町) 本尊=阿弥陀如来 山号=五位山 清原夏野の山荘を寺に改め双ヶ岡寺と称したのが起源。のちに文徳天皇が天安寺として建立。1130年待賢門院が旧跡を再興し現称に。1279年円覚上人が再興して律宗に改宗。「青女の滝」で知られる庭園は林賢が築き徳大寺静意が1133年に完成。本尊の阿弥陀如来像は院覚の作。他には十一面観世音菩薩坐像があります。蓮の寺としても有名です。

●三鈷寺 (西京区大原野石作町) 本尊=仏眼曼荼羅 山号=華台山 西山宗の総本山 1074年開山の源算(善峯寺の開山)が草庵を建て往生院と号したのが起源です。法然(源空)の高弟証空(浄土宗西山派の祖)が念仏道場として再興。証空没後、宇都宮頼綱が華台廟を建立しました。

●善法律寺 (八幡市八幡馬場) 本尊=僧形八幡大菩薩 律宗寺院 本尊は明治の神仏分離まで石清水八幡宮で祀られていたものです。1257年に検校の善法寺宮清が、東大寺の実相上人を開山として建立。宮清の曾孫の良子が足利義満の母親であったことから、足利将軍家の信仰を集め、歴代将軍が参詣しています。紅葉寺とも呼ばれています。

●平等院 (宇治市宇治蓮華)本尊=阿弥陀如来 単立寺院 山号=朝日山 世界遺産 1052年に藤原頼道が父道長の別荘であった宇治殿を寺としたのが始まりとされています。1053年には阿弥陀堂(鳳凰堂)が建立されました。以後、頼道の娘の寛子(後冷泉天皇の皇后)はじめとする藤原一族によって法華堂・多宝塔などが造営され、壮麗な伽藍が整えられました。現在は塔頭の天台宗系の単立寺院である最勝院と浄土宗の浄土院が兼帯護持しています。池の中島上に東面して建つ鳳凰堂(国宝)は阿弥陀堂の代表的遺構です。鳳凰堂は10円硬貨、金銅鳳凰(国宝)は1万円札の図柄に採用されています。数年前に頼道時代の庭園意匠である州浜が復元されました。本尊の阿弥陀如来坐像(国宝)は平安時代中期の大仏師定朝の作です。雲中供養菩薩像五十二体(国宝)も同時代に造られたものです。境内の扇の芝は、1180年の宇治川の戦いで敗れた源頼政が自害したところと言われています。

●三室戸寺 (宇治市莵道滋賀谷)本尊=二脾(にひ)千手観音 本山修験宗の別格本山 山号=明星山 770年に宮中の奇瑞によって山奥の渓流から二脾千手観音が現れたとのことです。それを喜んだ光仁天皇が御室を移してその観音を祀り御室戸寺としたのが起源とされています。寺宝には清凉寺式の釈迦如来立像・毘沙門天立像・阿弥陀三尊像(いずれも重要文化財)があります。5000坪に及ぶ大庭園は紫陽花やツツジの名所として有名です。

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