京都観光 おすすめ 寺院 浄土真宗 左京区・東山区
京都観光におすすめの寺院 浄土真宗 左京区・東山区
●鎌倉時代初期に法然の弟子親鸞が開祖となった浄土宗の一宗派です。教えは「教行信証」によりますと念仏を称えるのは阿弥陀仏の本眼力の働きによって生じるものとされていて、本願を信じる心が阿弥陀仏より回向されるという絶対他力の信を説きました。親鸞没後、末娘覚信尼が大谷廟を建て曾孫の覚如が寺院化して本願寺を成立させました。現在、親鸞の血脈を継ぐ東・西本願寺の二派と門弟のながれを継ぐ八派(真宗教団十派)があります。京都には浄土真宗本願寺派(西本願寺)、真宗大谷派(東本願寺)、真宗仏光寺派(仏光寺)、真宗興正派(興正寺)の四派の本山があります。

●岡崎別院 (左京区岡崎天王町)本尊=阿弥陀如来 東本願寺の別院 宗祖親鸞が住んだといわれています。境内の庭園は風趣に富み、本堂西の鏡池は姿見池とよばれていて、親鸞が越後に流罪となった際にその姿を映したと言われています。

●北山別院 (左京区一乗寺薬師堂町)本尊=阿弥陀如来 西本願寺の別院 もとは養源庵と称した天台宗の寺院で比叡山三千坊のひとつです。親鸞は得度後修学したとの言い伝えがあり、御里坊と呼ばれました。1678年に本願寺の別院となりました。近くに「御聖水」という湧水があり、親鸞が六角堂に百日間の参籠を行った際に延暦寺からの行き帰りにこの水で身を清めたと言われています。

●西大谷<大谷本廟> (東山区五条橋東六丁目)本尊=阿弥陀如来 浄土真宗本願寺派本願寺(西本願寺)の廟所です。宗祖親鸞が1262年に没した際、鳥辺山南辺で火葬され、親鸞の末娘覚信尼が遺骨を現在の知恩院三門北側の大谷に納め堂を建てて影像を安置したことに始まります。現在の五条坂に移ったのは江戸時代になってからです。

●東大谷<大谷祖廟> (東山区丸山町)本尊=阿弥陀如来 真宗大谷派(東本願寺)の祖廟です。1602年に本願寺が東西に分裂した時、宗祖親鸞の祖廟を東本願寺境内に建てたことに由来しています。

●養源院 (東山区三十三間堂廻り町)本尊=阿弥陀如来 浄土真宗遣迎院派 の寺院 1594年に淀君が父である浅井長政の菩提を弔うために建立しました。開山は浅井一族の成伯法印。1619年に焼失しましたが2年後に淀君の妹の崇源院が夫である徳川秀忠に願い伏見城の遺構を移して再建しました。客殿の有名な血天井は伏見城落城の時に鳥居元忠らが自刃した廊下の床板を用いていてそれを天井にあげその霊を弔ったものです。俵屋宗達作の「唐獅子図」「麒麟図」「白象図」「松図」等も有名です。
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