京都観光 おすすめ 寺院 真言宗 京都市外
京都観光におすすめの寺院 真言宗③
●大御堂観音寺 (京田辺市普賢寺下大門)本尊=十一面観音 本尊の十一面観音立像は、奈良時代の作で木心乾漆造。大御堂のある在所では東大寺二月堂の修二会で使用する竹を奉納します。2月11日の朝に掘り起こされた竹は奈良へと送られます。
●乙訓寺 (長岡京市今里三丁目)本尊=合体大師 山号=大慈山 推古天皇の勅願で聖徳太子の建立とされています。早良親王は785年に起きた藤原種継の暗殺事件の首謀者としてとらえられ幽閉されました。本尊の合体大師は弘法大師と八幡神の合体像と伝えられています。毘沙門天像などを所蔵しています。

●海住山寺 (木津川市加茂町例幣海住山)本尊=十一面観音 山号=補駝洛山 真言宗智山派 この一帯は平城京から遷都され恭仁京が造営されたことでも知られています。735年に聖武天皇の勅願で、東大寺の郎弁によって創建されました。中世には一時期荒廃しましたが、奈良興福寺の学僧貞慶(解脱上人)によって復興されました。 貞慶は1208年にこの地に移り補陀落浄土になぞらえて補陀洛山海住寺となずけました。
●笠置寺 (相楽郡笠置町笠置笠置山)本尊=弥勒磨崖仏 山号=鹿鷺山 真言宗智山派 天武天皇のにより創建されました。「今昔物語集」には大友皇子による開創説話も記されています。東大寺の良弁、実忠と縁があり、興福寺の貞慶が一時滞在したこともあります。。修験道の霊場としても有名です。「胎内くぐり」「蟻の戸渡り」「ゆるぎ石」などの行場があります。鎌倉幕府打倒を企てた後醍醐天皇が行在所としたところとしても有名です。元弘の乱の舞台にもなりました。

●蟹満寺 (木津川市山城町綺田浜)本尊=釈迦如来 山号=普門山 真言宗智山派 「今昔物語」にでてくる蟹の恩返しの説話で有名なお寺です。4月18日には蟹供養放生会が行われます。本尊の釈迦如来像は白鳳時代の金銅仏。
●岩船寺(木津川市加茂町岩船上ノ門)本尊=阿弥陀如来 山号=高雄山 729年聖武天皇の勅願により行基が建立した阿弥陀堂が始まりとされています。磨崖仏や石仏が多く見られる当尾の里にあります。アジサイで有名です。
●光明寺(綾部市睦寄町君尾)本尊=千手観音 聖徳太子の創建で、役行者が修行をし、聖宝(理源大師)が再興しました。二王門は鎌倉時代までさかのぼる二重の門として稀有な遺例です。

●浄瑠璃寺 (木津川市加茂町西小礼場)本尊=九体阿弥陀如来、薬師如来 山号=小田原山 真言律宗 磨崖仏や石仏が多く見られる当尾の里にあります。 開山は義明上人。檀越は阿知山大夫重類という豪族でした。本尊の九体阿弥陀如来に由来します。「観無量寿経」に九品往生という考えがあり、九体の阿弥陀如来を造立することが平安時代に流行しましたが、浄瑠璃寺のみに現存します。中尊の阿弥陀如来坐像は他の八体よりも大きく丈六につくられていました。宝池の対岸には三重塔があり東方瑠璃光浄土に住むとされる薬師如来を安置しています。西方極楽浄土に住むとされる阿弥陀如来を池越に見えるようになっています。吉祥天立像や四天王像など多数の仏像を所蔵しています。
●成相寺(宮津市成相寺)本尊=聖観世音菩薩 704年文武天皇の勅願寺として真応上人が創建。「今昔物語集」などに本尊の聖観世音菩薩にまつわる身代わり観音の伝説が記されています。「撞かずの鐘」も有名です。
●宝積寺(乙訓郡大山崎町大山崎銭原)本尊=十一面観音 山号=天王山 724年聖武天皇は夢に現れた龍神から打出と子槌を授かり祈願すると天皇に即位したと伝えられおり、行基が創始し十一面観音を祀りました。寂照が中興。三重塔、閻魔王坐像、司録・司命坐像などが有名です。
●放生院(橋寺)(宇治市宇治東内)本尊=地蔵菩薩 山号=雨宝山 604年聖徳太子の発願で秦河勝が開創。646年奈良元興寺の道登により宇治橋がかけられると橋を管理する寺になりました。1286年西大寺の叡尊が橋を架け替える時に修復。境内にある宇治橋断碑は多胡碑(群馬県高崎市)、多賀城碑(宮城県多賀城市)とともに日本三大古碑に数えられています。
●松尾寺(舞鶴市松尾)本尊=馬頭観世音菩薩 山号=青葉山 708年唐の僧である威光が馬頭観世音菩薩を感得し草庵を結びました。鳥羽天皇や皇后美福門院の帰依を受けました。普賢延命菩薩像、孔雀明王像、快慶作阿弥陀如来坐像は有名です。5月8日に行われる仏舞は国の重要無形民俗文化財に指定されています。
●山崎聖天(観音寺)(乙訓郡大山崎町大山崎白白味才)本尊=十一面千手観音 山号=妙音山 899年宇多上皇開基。中興の祖は木食以空。1682年勝尾寺から大聖歓喜双身天を勧請。商売繫盛・良縁和合・除災招福の御利益ありとの信仰が生まれました。
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