京都観光 おすすめ  京都の建築 神社建築

2019.09.24 (火)

京都観光 おすすめポイント 京都の神社建築

神社建築には色んな形式がありますが、特に本殿は「神様の住まい」であり、古くから神社の系統や地方によって独自の様式が守り伝えられているケースが大半です。京都でよく見られるものを例にとり紹介させていただきます。

京都観光 おすすめポイント 京都の神社建築 春日造

奈良の春日大社に代表される形式です。切妻造、妻入りで、正面に向拝(こうはい)とよばれる庇(ひさし)部分を持つ構造を基本としています。京都では福王子神社本殿や吉田神社本宮などで見られます。平野神社本殿は春日造を横に並べて相の間で連結したもので、比翼春日造や平野造とよばれています。

京都観光 おすすめポイント 京都の神社建築 流造

切妻造、平入りで、前方に流れる屋根が長く曲線を描いて向拝(こうはい)を持つ構造を基本としています。横から見た場合前後の屋根の流れ方が不均衡となります。全国の神社で最もよく見られる形式です。宇治上神社本殿は平安時代後期に作られたもので、神社建築としては現存最古のものです。上賀茂神社本殿や下鴨神社本殿などもこの様式です。

京都観光 おすすめポイント 京都の神社建築 八幡造

切妻造、平入りの前殿・後殿を並べて建て、その間の空間を石の間として、前後の建物の屋根の共通の樋を石の間の上に設ける構造を基本としています。横から見た場合に屋根の形はM字形になります。宇佐神宮本殿が古型を残しています。京都では石清水八幡宮本殿がこの様式です。

京都観光 おすすめポイント 京都の神社建築 権現造

寄棟、平入りの本殿と拝殿の間に石の間を置きますが、それぞれの広さが異なるので八幡造よりも複雑になります。石の間造や八つ棟造などともよばれています。近世になり徳川家で用いられていたので権現造とよばれています。京都では北野天満宮本殿がこの様式です。

京都観光 おすすめポイント 京都の神社建築 祇園造

八坂神社(祇園社)特有の形式です。母屋の四方に庇を巡らせて、前面に礼堂(らいどう)を設け、これらを一つの屋根で覆います。さらに母屋の前に向拝(こうはい)を付け、他の三面には孫庇を付けます。寺院建築に似た外観です。

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