一度は行きたい 京都 世界遺産 東寺 Kyoto World Heritage Site Toji Temple

2020.04.15 (水)

東寺の歴史 Kyoto World Heritage Site Toji Temple

東寺は796年に桓武天皇により創建されました。山号は八幡山、本尊は薬師如来です。823年に嵯峨天皇から弘法大師に下賜されました。寺域や伽藍の配置は現在とほとんど変わらず、 平安期の寺院の様子を今に伝えています。国宝の五重塔は弘法大師により、50年の歳月をかけ完成させました。高さ55メートルで日本の木造塔では最も高く、京都のシンボルとして親しまれています。」

東寺と西寺 Kyoto World Heritage Site Toji Temple

京都を代表する景色といえば東寺の五重塔。テレビや映画のタイトルバックにもよく登場するので皆様ご存知かと思います。東寺は京都駅八条口から徒歩約10分。京都駅から一番近い世界遺産として知られています。実は私の実家からも徒歩10分ほどのところにあり、子供の頃は自分の庭のように遊んでいたことを思い出します。西寺のことをご存知の方はかなりの京都通かと思われますが、実は西寺も私の実家から近く東寺と同様に子供の頃よく遊びました。

東寺にゆかりの人物は空海ですが、空海のライバルとして君臨していたのは西寺の守敏僧都(しゅびんそうず)です。当時の天皇からの信頼も厚かったのですが、「雨乞いの儀式」で対決した結果空海が勝利しました。このことを逆恨みした守敏僧都(しゅびんそうず)は羅城門で空海を待ち伏せし空海に矢を放ちます。ここで黒衣の僧が身代わりとなり空海を助けます。これを契機に守敏僧都(しゅびんそうず)の権威は失墜し西寺は衰退の一途をたどります。今も羅城門の跡地には空海を救ったという地蔵を祭る「矢取地蔵」があります。東寺と西寺のせめぎあいに思いをはせるのも一興かと思います。

東寺のみどころ Kyoto World Heritage Site Toji Temple

●南大門 現在の南大門は1868年の火災により焼失し1895年に「蓮華王院 三十三間堂」の西門を移したものです。

●八島社 東寺の地主神で東寺建立以前から建っている由緒ある神社 

●金堂 東寺の創建時から建つ歴史的建造物。安土桃山文化を彷彿させる和様式と、宋の様式を取り入れた天竺様の組み合わせが見事です。

●夜叉神堂 インド神話に登場する鬼神の一種である夜叉神は、密教の大日如来に包括され、仏法の守護神となっています。雄は文殊菩薩、雌は虚空菩薩で空海作とされています。

●大黒堂 ここに祀られている三面大黒天は豊臣秀吉の守り神として有名です。京都では高台寺近くの「圓徳院」にも祀られていて、豊臣秀吉が出世祈願したことでも有名です。

●毘沙門堂 毘沙門天を祀っていて、都七福神のひとつに数えられています。正月の七福神巡りの際には賑わいます。

●櫛笥通(くすげどおり)平安京の頃には櫛笥小路(くすげこうじ)と呼ばれた参道は、平安時代の道幅を今に残す貴重な道筋です。

●弘法さん 空海の月命日である毎月21日に行われます。多くの露店が出店します。骨董品も多く、多くの人で賑わいます。

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