インバウンド 日本食 世界で愛される食文化 和食の技2

2019.07.18 (木)

インバウンド 日本食 「食文化の輸出額」堂々世界3位の和食

和食は2013年にユネスコ無形文化遺産に指定されました。フランスの美食術、メキシコの伝統料理、地中海料理、トルコのケシケキの伝統料理に次いで5番目の食関連のユネスコ無形文化遺産です。

和食の特徴は四季折々の異なる新鮮な食材をあつかうところにあります。例えば春は山菜の天ぷら、夏はアユの塩焼き、秋はマツタケご飯、冬はフグ鍋等季節の食材を最大限にいかすのが和食の醍醐味です。

和食の特徴は①多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重②健康的な食生活を支える栄養バランス③自然の美しさや季節の移ろいの表現④年中行事との密接なかかわり です。四季折々の旬の食材と、季節感あふれる和食器の美しい盛り合わせの織りなす繊細で絶妙なバランスとそれを考えるおもてなしの心が和食をささえています。

インバウンド 日本食 和食の技「五色」

和食においては「五味、五色、五法」のすべてのバランスを重視します。「五色」は①緑②赤③黄④白⑤黒に分類されます。①緑には豆類、葉菜類、ハーブ、青魚がはいります。②赤には肉、梅干し、小豆が含まれます。③黄には野菜、玉子、穀物、ナッツ類が含まれます。④白にはコメ、豆腐、ジャガイモ、白身魚、鶏肉、豚肉が含まれます。⑤黒には海苔、しいたけ、黒豆、黒ゴマが含まれます。

私は自分自身では料理はあまりしませんが、色のバランスを考えて料理を作ると一層楽しくなるのかもしれません。多様で新鮮な食材に恵まれた和食は目でも楽しむことができますね。

インバウンド 日本食 和食の技「五法」

「五法」は①煮る②焼く③生④揚げる⑤蒸すに分類されます。①煮るは日本料理で最も使われる料理方法です。②焼くはフライパンやオーブンを使った料理方法、串にさして直火で焼く料理です。魚の塩焼きが代表的な料理です。③生は熱を使わない料理方法で、寿司や刺身が代表的な料理です。④揚げるは唐揚げや天ぷらやとんかつ等代表的な日本料理が含まれます。炒め物やソテーもこの分類にはいります。⑤蒸すは茶碗蒸しが代表的な料理で、中華料理の影響をうけています。

我々日本人は特に意識することもなく、これらの料理をバランスよく食べています。低カロリーで栄養価が高く、バランスのとれた食事をとることで健康を維持できていることにあらためて感謝しないといけませんね。

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