インバウンド 日本食 世界で愛される食文化 和食の技1 

2019.07.17 (水)

インバウンド 日本食 「食文化の輸出額」堂々世界三位の和食

和食は2013年にユネスコ無形文化遺産に指定されました。フランスの美食術。メキシコの伝統料理、地中海料理、トルコのケシケキの伝統料理に次いで5番目の食関連のユネスコ無形文化遺産です。

和食の特徴は四季折々の異なる新鮮な食材をあつかうところにあります。例えば春は山菜の天ぷら、夏はアユの塩焼き、秋はマツタケご飯、冬はフグ鍋等季節の食材を最大限に生かすのが和食の醍醐味です。

和食の特徴は①多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重②健康的な食生活を支える栄養バランス③自然の美しさや季節の移ろいの表現④年中行事との密接なかかわり に分類されます。四季折々の旬の食材と和食器の美しい盛り合わせの織りなす繊細で絶妙なバランスとそれを考えるおもてなしの心が和食をささえています。

インバウンド 日本食 和食の技 五味

和食においては「五味、五色、五法」のすべてのバランスを重視します。「五味」は①甘味②酸味③辛味④苦味⑤塩味からなります。①酸味には酢、柑橘類、酢の物、酢漬け等があります。②苦味には緑茶や山菜があてはまります。③甘味には砂糖やみりんがあてはまります。④辛味には日本独特のスパイスであるワサビや山椒や辛子があてはまります。⑤塩味には日本料理必須の醬油や味噌があてはまります。

インバウンド 日本食 調味料の効用

醬油は小麦、大豆、塩、水から作られます。料理に「うまみ」を」加えコクのある風味を与え、まろやかで食欲をそそります。味噌は煮た大豆と塩と麹を発酵させて作る伝統的な調味料です。味噌は防腐効果があり嫌な臭いをとりさり食欲をそそる風味をくわえます。みりんは伝統的な日本の甘味料でコメからできたワインのようですが、アルコール度数は低いのが特徴で、砂糖よりも甘味が穏やかです。

酢は「穀物酢」「赤酢」「黒酢」に分類されます。「穀物酢」は精米されたコメからつくられます。「赤酢」は酒粕からつくられ3年の熟成期間を経てつくられコクのある味がします。「黒酢」は精米度合いの低いコメからつくられ発酵期間中は太陽にさらされます。

インバウンド 日本食 和食の奥深さ

多様で新鮮な食材が和食の特徴ですが、それをささえるのがあじつけです。日本独自の調味料を実際に説明するとその奥深さをより理解してもらえると思います。

▼シェアをお願い致します!▼

関連する投稿

現在の記事: インバウンド 日本食 世界で愛される食文化 和食の技1 

お問い合わせ・ご相談はこちら

メールでのお問い合わせ

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »
  • 古都の魅力を知るオリジナルガイドマップ
  • コト体験 文化・芸術(個人向け1~2名)
  • コト体験 食(個人向け1~2名)
  • コト体験 自然(個人向け1~2名)

コラムテーマ一覧

過去のコラム

主なコラム

    ⇑ PAGE TOP