鎌倉観光におすすめ②鶴岡八幡宮

2019.08.27 (火)

鎌倉観光におすすめ 鶴岡八幡宮と舞殿

源頼朝は鎌倉幕府の創始者ですが、実際に戦を勝利に導いたのは異母兄弟の源義経でした。源義経は天皇からの評価も高かったのですが、そのことを良く思わない源頼朝は源義経を殺害するに至ります。「判官びいき」の言葉でも有名ですが、悲劇の主人公でもあり何かと謎の多い源義経を偲ぶことができるのが、鶴岡八幡宮の境内にある舞殿です。

毎年4月の第2日曜日に舞踊が奉納されます。この舞踊をみることで「静御前」を偲びます。源義経の恋人であった静御前は源義経が逃亡中に源頼朝に捕らわれ鎌倉に連れてこられました。源頼朝の前で踊ることを強要され、それを拒否し続けた静御前はとうとう源頼朝の前で踊りを披露することになりました。源頼朝は自身の英雄的資質をほめたたえることを期待していたにもかかわらず、静御前が踊ったのは恋人源義経に対する愛の表現でした。このことは源頼朝の逆鱗にふれたのはもちろんですが、源頼朝の妻である北条政子の「私も静御前の立場であればそうするでしょう」との発言により源頼朝の怒りは静まったといわれています。この時静御前は源義経の子供を既に身ごもっていたのですが、生まれてきた赤ん坊が男の子だったため出産後すぐに殺害されてしまいました。静御前のその後については不明のままです。

鎌倉観光におすすめ 鶴岡八幡宮と白旗神社

源氏の旗の色は白だったので、白旗神社となずけられました。ここに源頼朝と息子の実朝が祀られています。豊臣秀吉や徳川家康等もこの場所をおとずれたことがあるとのことです。戦に勝ったり、何か成功を収めた時に一旗あげると言いますが、源氏の白旗が起源となっているとのことです。境内には白旗池もあり、季節の花々が綺麗です。

鎌倉幕府三代将軍だった源実朝は鶴岡八幡宮の境内にある銀杏の木の前で、彼の甥によって殺害されました。この銀杏の木は樹齢1000年以上で鎌倉幕府の盛衰を見守ってきました。

鎌倉観光におすすめ 鶴岡八幡宮と鳩

鶴岡八幡宮の本殿に行くまでに、60段の階段を歩きます。門の上部の碑文は漢字の「八」がついていて「はちまんぐう」と読むことが出来ます。「八」は2羽の鳩の形をしています。鳩は八幡宮では神様のお使いとみなされています。「八」は末広がりの意味もあり、これは中国でも同様の意味があります。鎌倉土産として有名なものの一つに「鳩サブレ」があります。鎌倉と鳩は切っても切れない密接な関係があるのです。

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