京都観光 おすすめ寺院 真言宗 下京区・山科区・南区

2021.08.16 (月)

京都観光 おすすめ寺院 真言宗 下京区

●因幡堂(平等寺)下京区松原通烏丸東入因幡堂町 本尊=薬師如来 善光寺の阿弥陀如来、嵯峨清凉寺の釈迦如来とともに日本三如来に数えられています。橘行平が因幡国賀留津の浦で感得した薬師如来像で、1003年4月8日に虚空を飛んできたとの言い伝えがあります。桓武天皇以降、京中に東寺と西寺以外の寺院を作ることは禁じられていましたが、貴族の邸宅に祀られた仏堂ゆえに許されていました。

京都観光 おすすめ寺院 真言宗 山科区

●勧修寺 山科区勧修寺仁王堂町 本尊=千手観音 山号=亀甲山 900年藤原胤子(醍醐天皇の生母)の願いで藤原定方(藤原胤子の弟)が祖父の宮道弥益の邸宅跡に開創。承俊律師を開山に迎え、のちに醍醐天皇の勅願時となりました。七世の寛信は東密の事相の流派のひとつ勧修寺派の派祖でのちの真言宗山階派を確立しました。十五世の寛胤法親王が入寺して以来明治維新まで法親王が住持する格式高い門跡寺院でした、氷室の池は睡蓮の名所です。勧修寺型燈篭は水戸光圀より拝領と伝えられています。刺繡釈迦如来説法図は勧修寺繡帳と呼ばれ、奈良国立博物館の所蔵になっております。

●隋心院 山科区小野御霊町 本尊=如意輪観音 山号=牛皮山 東密の事相である小野流の発祥の寺。991年仁海が牛皮曼荼羅を祀って曼荼羅寺を創始。五世増俊の時に隋心院に改め、七世親厳の時に門跡寺院となりました。快慶作の金剛薩垂像を所蔵。小野小町ゆかりの寺で、小野化粧の井戸や深草少将からの恋文を埋めた文塚があります。

京都観光 おすすめ寺院 真言宗 南区

●東寺(教王護国寺)南区九条町 本尊=薬師如来 山号=八幡山 823年嵯峨天皇が空海に下賜し真言密教の道場となりました。835年空海が宮中で後七日御修法を修し王城鎮護の寺として朝野の信仰を集めました。1308年後宇多天皇が伝法灌頂を受け、東寺の教学の充実を図り、所領を寄進。優れた学僧を輩出することになりました。金堂は豊臣秀吉の造営で本尊の薬師三尊像を祀っています。講堂では密教の教えを視覚的に表した喝麿曼荼羅の世界が二十一体の仏像によって展開されています。五重塔は徳川家光により造営され、現存する木像塔では最高の高さを誇ります。御影堂は弘法大師坐像を安置する前堂と、秘仏の不動明王坐像を安置する後堂からなります。もと平安京の羅城門楼上に安置されていたと伝える兜跋毘沙門天像や、神像彫刻最古の作例とされる八幡三神像、両界曼荼羅図、真言七祖像、五大尊像、十二天屛風など密教美術の宝庫です。

●観智院 本尊=五大虚空蔵菩薩 1359年呆宝が造営。「金剛蔵聖教」は我が国最高峰。本尊の五大虚空蔵菩薩像は入唐八家の一人である恵運の請来仏です。「東宝記」は呆宝と二世賢宝が編集した東寺の寺誌。客殿には宮本武蔵筆と伝わる「鷲の図」や「竹林図」があります。

京都観光 おすすめ寺院 真言宗 伏見区

●安楽寿院 伏見区竹田中内畑町 本尊=阿弥陀如来 1137年鳥羽上皇が鳥羽殿の東殿に御堂を建立。1156年本御堂に鳥羽法皇が葬られ、1163年美福門院得子(鳥羽上皇の皇后)のために建立された新御堂に子の近衛天皇を改葬しました。

●一言寺 伏見区醍醐一言寺裏町 本堂=千手観音 金剛王院流の祖先である聖賢が創建。三宝院流・理性院流の真言密教の醍醐三流の中でも唯一となりました。8月17日には柴灯大護摩火渡り、12月18日には中風除けお粥接待が行われます。

●醍醐寺 伏見区醍醐東大路町 本尊=薬師如来 山号=深雪山 874年聖宝(理源大師)が草庵を結び准低・如意輪観音像を彫刻し堂宇に祀りました。907年醍醐天皇の御願寺となり薬師堂が建立され山上の伽藍が整いました。その後山下にも堂塔が建立されましたが、応仁・文明の乱で五重塔以外はすべて焼失。醍醐寺第八十代座主義演と豊臣秀吉の帰依を受けて復興しました。金堂は紀州湯浅の満願寺本堂を移築したものです。上醍醐の清龍宮拝殿と薬師堂は上醍醐に現存する最古の建物です。彫刻では薬師如来坐像、虚空蔵菩薩立像、如意輪観音坐像、快慶作不動明王坐像があります。絵画では「五大尊像」「珂梨帝母像」「絵因果経」俵屋宗達の「舞楽図」「扇面散図」があります。書跡では「大日経開題」「後醍醐天皇宸翰天長印信」「醍醐花見短冊」などがあります。工芸では金剛両界曼荼羅図があります。

●三宝院 本尊=弥勒菩薩 醍醐寺第十四代座主勝覚の創建。表書院は桃山時代を代表する建物で書院作りながら寝殿造の様式を取り入れています。唐門は三宝院の勅使門です。奥宸殿にある違い棚「「醍醐棚」と呼ばれ「桂棚」(桂離宮)「霞棚」(修学院離宮)とともに天下の三大名棚と言われています。本尊の弥勒菩薩坐像は快慶作。「藤戸石」は天下を収めた武将が所持していました。

●法界寺 伏見区日野西大道町 本尊=薬師如来 山号=東光寺 1051年日野資業が日野家の山荘を寺に改めました。親鸞は資業から四代目に当たる日野有範を父に、吉光女を母に当寺で生まれました。最澄作という創建時の本尊(薬師仏)が藤原時代のさや仏の胎内に納められて、古くから女性の参拝を集め、授乳祈願の信仰を集めています。

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