京都観光 おすすめ 祇園 清水寺 Kyoto Sightseeing Gion Kiyomizudera Temple

2019.05.29 (水)

京都観光 おすすめ 祇園 清水寺 歴史 Kyoto Sightseeing Gion Kiyomizudera Temple

一年を通して多くの観光客が訪れる京都。昨今はインバウンド観光客の方も多く見えますます活況を呈しています。新緑の時期は一年を通して最も過ごしやすい季節かと思います。京都を訪れる方が必ず訪れるといっても過言ではない人気のスポットである祇園の清水寺。五条坂(東山五条)から産寧坂に連なる土産物屋を通り抜けて清水寺に向かう光景は、さまざまなメディアでもとらえられていますのでご存知の方も多くいらっしゃるかと思います。いつ行っても人であふれかえっているこの界隈ですが私はこの猥雑さが好きです。そんな祇園清水寺について紹介させていただきます。

清水寺の起源は8世紀末にさかのぼります。延鎮上人が音羽山に清らかな水を探しに来て滝をみつけた際に、修行者である行叡から丸太を受け取り観音菩薩像を彫り観音菩薩像を祀ったことが起源とされています。東北の乱を平定したことで有名な当時の武将坂上田村麻呂が、妻の出産に備えてこの地を訪れた時に偶然延鎮に出会い観音菩薩の徳を説かれたことをきっかけにに観音様の熱心な信者になりお寺を創建したと言われています。坂上田村麻呂夫婦と延鎮と行叡の4名は清水寺境内の開山堂に祀られています。清水寺創建にかかわる歴史的背景を簡単に説明できると良いかと思います。

京都観光 おすすめ 祇園 清水寺 境内 Kyoto Sightseeing Gion Kiyomizudera

清水寺境内でのみどころのひとつが「フクロウ手水鉢」です。手水鉢の底の四隅のフクロウのモチーフから由来しています。フクロウは仏教の守護鳥です。「不苦労」「母親(おふくろ)」「財布(ふくろ)」を意味します。日本ではフクロウは幸福の象徴です。ヨーロッパでは魔女や魔法使いと結び付けられて考えられていることや、オーストラリアの原住民の間では秘密のメッセンジャーとしてとらえられていたり、ネイティブアメリカンの間では予知能力を持つ存在として崇められていたりする事実があります。このあたりの日本との対比を説明するのは興味をそそると思います。

清水寺で何といっても有名なのが清水の舞台です。ここから一望できる京都市内の絶景はまさに息をのむ美しさです。「清水の舞台から飛び降りる」という表現は何か大きな意思決定をするときに用いられ、チャレンジとかどちらかというとポジティブな意味合いが強いと感じますが、実は昔は自殺の名所だったというお話をするとインバウンド観光客の方の中には驚かれる方が多くいらっしゃいます。日本の自殺率の高さとかネガティブな方向に話しが向かいそうになった時は注意が必要です。

清水寺は観音西国33箇所の16番目の札所です。運よく巡礼者の身なりの方を見つけられたら、ヨーロッパの巡礼者の話と関連ずけて説明されるのも良いかと思います。とにかく清水寺は見どころ満載。楽しんで下さい。

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