京都観光 おすすめ 寺院 その他の宗派 北区・上京区・左京区・中京区

2019.09.14 (土)

京都観光におすすめの寺院 その他の宗派北区・上京区・左京区・中京区

●志明院 (北区雲ケ畑出谷町) 岩屋山不動教の真言宗系単立寺院。本尊=不動明王 山号=岩屋山 829年空海の創建と伝えられ、勅願所として崇拝されました。境内には奇石・怪石が多く修験の行場となっています。歌舞伎「鳴神」の舞台としても知られ、境内の石楠花林は有名です。

●蘆山寺 (上京区寺町通広小路上北野辺町)天台圓浄宗の大本山。本尊=阿弥陀如来 天台圓浄宗の大本山 前身は938年に良源(慈恵大師・元三大師)が北山に創建した与願金剛院です。紫式部の邸宅跡との言い伝えがあります。2月3日の節分会は「鬼法楽」の名でしられていて、鬼に豆をまいて悪役退散を祈願します。かつて金山天王寺の本尊であった如意輪観音半跏像が伝来し、その観音は洛陽三十三所観音霊場第三十二番札所の本尊となっています。

●鞍馬寺 (左京区鞍馬本町)鞍馬弘教総本山。本尊=尊天(護法魔王尊・毘沙門天・千手観音)鞍馬弘教総本山 770年に鑑真の弟子鑑禎(がんちょう)が毘沙門天を祀ったことに由来します。796年には藤原伊勢人が伽藍を建立して北方鎮護の道場としたとされています。平安時代以降長らく天台宗に属し青蓮院とのつながりが深ったのですが、1947年に鞍馬弘教を開宗し総本山となりました。毘沙門天三尊像(国宝)は毘沙門天・善似師童子像・吉祥天の3つからなります。定慶作の聖観音菩薩立像、兜跋(とばつ)毘沙門天、銅燈篭(いずれも重要文化財)などの寺宝があります。鞍馬寺経塚の出土品は国宝に指定されていて代表的な経塚遺物です。鞍馬寺は牛若丸(源義経)の修行の地として知られていて、今でも修行中の牛若丸がいそうな幻想的な雰囲気がします。

●聖護院 (左京区聖護院中町)本尊=不動明王 本山修験宗総本山 円珍(智証大師)の流れを継ぐ三井寺の増誉(ぞうよ)を開基とします。1945年までは天台宗寺門派に属していました。増誉は1090年に白河上皇の熊野御幸の時の先達を承り、その功績によって聖護院と熊野三山検校(けんぎょう)職を賜り、修験道も統括しました。第四世に後白河天皇の息子である静恵法親王(じょうえほっしんのう)を迎えて門跡寺院となり明治時代まで25人の法親王が入寺しました。1788年の御所の火災から3年間、光格天皇の仮皇居でした。一帯は「聖護院旧仮皇居」として国の史跡に指定されています。本尊の不動明王立像(重要文化財)や、修験道の祖である役行者に「神変大菩薩」の号が下された光格天皇宸翰(しんかん)(重要文化財)などの寺宝があります。宸殿には狩野永納らによる障壁画も残っています。

●峰定寺 (左京区花背原地町) 本尊=十一面千手観音 山号=大悲山 1154年天台宗系の修験者である三滝上人観空西念が十一面千手観音を祀って堂舎を建てたことに由来します。この本尊は鳥羽法皇が奉納したと伝えられています。不動明王、二童子立像、毘沙門天立像を安置して以降勅願寺となりました。一時衰退しましたが、聖護院宮の道祐法親王が後西天皇の命をうけ復興しました。1350年建立の仁王門と同時期に建てられた本堂は現存最古の舞台造の建造物。本堂に付属する供水所は最古の閼伽井屋の遺構です。

●染殿地蔵 (中京区新京極通四条上仲之町) 本尊=地蔵菩薩 秘仏の本尊は名地蔵のひとつに数えられています。等身大の裸の地蔵菩薩立像は、文徳天皇の后(染殿后・藤原明子)がこの地蔵像に帰依して清和天皇を出産したと伝えられ、安産祈願の信仰があります。

●壬生寺 (中京区壬生梛ノ宮町町)本尊=地蔵菩薩 律宗の大本山 991年に三井寺の快賢が建立しました。1077年からは地蔵院とよばれ、本尊の厄除け・開運を願う信仰が広がって繫栄しました。1300年に中興の祖である円覚上人が始めた悪疫駆除のための融通大念仏会は壬生狂言の起源と言われています。1962年に火災により本堂と本尊を焼出し、唐招提寺より地蔵菩薩立像を本尊として迎え、現在び本堂が再建されました。節分(2月2日~4日)には節分会厄除大法会が行われおおくの参拝者でにぎわいます。春と秋に行われる壬生大念仏狂言(国の重要無形民俗文化財)は京都の三大念仏狂言のひとつで大念仏堂(重要文化財)で上演されます。新選組との関わりが深く、池田屋騒動の日である7月16日に新選組隊士等慰霊供養祭が境内の壬生塚で行われます。壬生塚には近藤勇像や芹沢鴨ら11人の新選組隊士の墓塔があります。

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