京都観光 おすすめ 寺院 浄土真宗 下京区・右京区・伏見区

2019.09.12 (木)

京都観光におすすめの寺院 浄土真宗 下京区・右京区・伏見区

●興聖寺 (下京区堀川通七条上花園町) 本尊=阿弥陀如来 山号=円頓山 法門の混迷を嘆いた仏光寺の経豪が住持の職を弟の教誉に譲り、1469年に興聖寺の名で山科に創建。経豪は蓮如の勢力と合流し自らも連教と改名。1591年に本願寺とともに現在地に移転。その後本願寺との対立を深め、1876年に独立して真宗興正派の本山となりました。

●西本願寺 (下京区堀川通花屋町下門前町)本尊=阿弥陀如来 浄土真宗本願寺派の総本山 山号=龍谷山 世界遺産 前身は1272年に宗祖親鸞の末娘覚信尼が建立した東山の大谷廟堂です。三代目覚如の時に本願寺と称するようになりました。中興の祖である蓮如の時に隆盛をほこりました。1591年に豊臣秀吉が現在地の堀川六条に寺地を寄進し伽藍が整備されました。1602年に教如が徳川家康から烏丸七条の地を寄進されて東本願寺を分立しました。

御影堂(国宝)は宗祖親鸞の像を安置する壮大な建物です。本堂(国宝)には阿弥陀如来像。書院(国宝)は対面所と白書院からなります。黒書院・伝廊(いずれも国宝)は門主の執務所でした。飛雲閣(国宝)は境内東南隅を占める摘翠園(てきすいえん)内にあり、滄浪池に臨む三層の楼閣で桃山様式の建築で金閣・銀閣とともに京都の「三閣」と称されています。唐門(国宝)モ桃山様式で、日暮門とよばれ伏見城の遺構といわれています。北能舞台(国宝)や南能舞台(重要文化財)など見どころ満載の建築物が多くあります。 

対面所東側の庭園は「虎渓の庭」とよばれ桃山様式屈指の枯山水庭園です。対面所下段の間に障壁画として描かれた「松鶴図」は狩野了慶作とされています。黒書院の障壁画である「瀑布山水画」は狩野探幽の作品です。寺宝には「親鸞聖人像」が挙げられます。「鏡御影「安城御影」「観無量寿経註」「阿弥陀経註」(いずれも国宝)の他にも多くの寺宝を所有しています。宗祖親鸞聖人御正忌(1月9日~16日)には報恩講が行われます。

●東本願寺 (下京区烏丸通七条上常葉町)本尊=阿弥陀如来 真宗大谷派の本山 渉成園は陶淵明の詩にちなんで名ずけられた池泉回遊式庭園です。枳殻邸とも呼ばれています。寺宝には「教行信証」(国宝)や「親鸞聖人像」「本願寺聖人伝絵」(いずれも重要文化財)等があります。宗祖親鸞聖人御正忌(11月21日~28日)には報恩講が行われます。

●仏光寺 (下京区高倉通仏光寺下新開町) 本尊=阿弥陀如来 山号=渋谷山 真宗仏光寺派の本山。1212年流罪を許された親鸞が山科に一宇を建立、興隆正法寺としました。1320年第七世了源が東山渋谷に移転。寺号は後醍醐天皇より「阿弥陀仏光寺」の勅願を賜りました。1586年現在地に移転しました。伽藍は真宗寺院ならではの御影堂と本堂(阿弥陀堂)が並んで建つ様式です。本堂には本尊阿弥陀如来像、聖徳太子立像、真宗七高僧像を安置しています。通常の七高僧像が画像であるのに対して彫像が特徴です。室町時代に第九世了明尼公(了源の妻)、明治時代に第二十七世真意尼公と女性門主を推戴した歴史を持ちます。真意尼公は禁門の変で荒廃した寺を再建たことで知られています。

●了徳寺 (右京区鳴滝本町) 本尊=阿弥陀如来 山号=法輪山 1252年宗祖親鸞が月輪寺への参詣途中この地に立ち寄った際に住民が大根を煮てもてなし、これに感謝した親鸞が十字名号を薄の穂を筆として記したということです。その後蓮如も六字名号を記したと伝えられています。現在も「薄名号」として所蔵しています。12月9・10日に行われる報恩講には大根炊きが行われ、中風除けを願う参拝者で賑わいます。

●日野誕生院 (伏見区日野西大道町) 本尊=阿弥陀如来 この地は親鸞出誕の地と伝えられており、1828年西本願寺二十代広如が創建。1862年には誕生講が始まりました。付近には親鸞産湯の井戸や、親鸞のへその緒を納めたとの言い伝えがある「えな塚」が残っています。

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