京都観光 おすすめ 京都の芸術 華道

2019.10.16 (水)

京都観光 おすすめポイント 京都の芸術 華道 平安時代~室町時代

いけばなは、仏前に花を供える「供華」に由来しますが、平安時代には貴族の物合わせの遊びのひとつとして栽培した花の優劣を競う「花合せ」が生まれました。室町時代に入ると、禅僧の住宅様式から発展した書院造が武家や貴族の住宅に取り入れられて、床や書院に瓶花を置いて鑑賞することが普及しました。また武家の間で唐物趣味が流行し、それを観賞するための座敷飾りの方式が、幕府将軍側近の同朋衆により整備され、瓶花についても飾り方を体系化した花伝書が作られる様になりましした。

京都観光 おすすめポイント 京都の芸術 華道 室町時代~安土桃山時代

15世紀ごろには、七夕の法会などの催しに花をたてることが盛んに行われるようになり、「立て花」の名手も現れます。六角堂頂法寺(中京区六角通東洞院西入堂之前町)の執行池坊専慶が名手として名をあげ、以後立て花は池坊の家業となりました。池坊専応は池坊のいけばなを体系化した「専応口伝」を著しました。初代池坊専好は大名邸の豊臣秀吉の御成の席に重用され、豪華な客殿にふさわしい大瓶の「立華」を立てました。二代目池坊専好は御水尾天皇に召されて金裏の花会を指導し、立華を大成しました。

京都観光 おすすめポイント 京都の芸術 華道 江戸時代

17世紀末ごろから一般の住宅にも床の間が普及するとともに茶の湯がさかんになると手軽な「投げ入れ花」が人気となり、18世紀中頃には、いけばなは町人の遊芸として大衆化してゆきました。そのような動向の中で池坊は「立華」および「投げ入れ花」から発展した「生花」の免許を段階的に伝授する家元制度を作り上げて門人を拡大しました。その頃から様々な流派が勃興しました。

京都観光 おすすめポイント 京都の芸術 華道 近世

近代には女性教育の中にも進出し、いけばなは日常生活に定着してゆきました。現在、華道には全国にさまざまな流派があり、京都には華道家元池坊をはじめとして嵯峨御流、御室流などがあります。

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