京都観光 おすすめ 京都の祭りと行事 1月 Festival and Event in Kyoto January
京都観光 おすすめ 京都の祭りと行事 1月① Festival and Event in Kyoto January
年度始めの1月は京都の各地で行事が目白押しです。1月1日~3日に六波羅蜜寺では「皇服茶(おうぶくちゃ)」がふるまわれます。結び昆布と小粒梅を若水で入れた煎茶に入れていただきます。京都に疫病が流行った時に空也上人が薬茶をふるまったことが起源とされています。
1月2日~4日に北野天満宮で行われるのは「筆始祭」(ふではじめまつり)です。優れた書家であった菅原道真にあやかりたいと、神前で書き初めを行って上達を願う「天満書」(てんまがき)に多くの人が集まります。「天満書」(てんまがき)は、2日から4日までの3日間で2000点の作品が奉納されます。奉納された作品は1月下旬より廻廊および絵馬所に展示され優秀作品には賞が授けられます。
1月5日にはやはり北野天満宮で、算盤はじき初めが行われます。奉納されている長さ5メートル以上の長算盤に子供たちが向かって、珠算の上達を祈願します。現在では電卓を使って計算するのが一般的ですが、算盤は驚異的な暗算術として注目されています。私も小学生時代に算盤を習っていました。今も経理の仕事をして、暗算も得意なのは小学生時代の名残かもしれません。
1月3日には八坂神社で「かるた始め式」が行われます。1月4日には下鴨神社で「蹴鞠始め」が行われます。新年の爽やかな雰囲気の中で昔にタイムスリップすることができます。
京都観光 おすすめ 京都の祭りと行事 1月②Festival and Event in Kyoto January
1月10日には恵比寿神社において十日えびす大祭が行われます。招福祭(8日)、宵えびす(9日)、初えびす(10日)、残り福(11日)、撤福祭(12日)の五日間に渡り商売繁盛を願う参拝客で界隈はにぎわいます。
1月14日は法界寺において「法界寺裸踊り」が行われます。地元の信者が下帯のみで「頂礼、頂礼(ちょうらい)」と激しくぶつかり合います。当日「午王札(ごおうふだ)」が授与され、踊りに用いられた下帯は妊婦の腹帯として篤い信仰を集めます。
1月15日には三十三間堂で「楊枝(やなぎ)のお加持」という行事が執り行われます。楊枝浄水供(ようじじょうすいく)と呼ばれていて、浄水に柳の枝を浸してその水を信者の頭上にふりかける秘儀で頭痛に聞くと言われています。
1月21日には東寺で「初弘法」、1月25日には北野天満宮にて「初天神」が行われ1年がスタートしてゆきます。
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